SSブログ

なんとなくな日々 [本]

このようにして、ある、のは、どういった、ふう、なのか。
おなじ、なのか。ちがう、なのか。
でもどちらも。
なんだか、ちがう、ように思える。

ゆらゆらと、ただよっているような気がする。
へへえ、と思い。
ほほう、と思う。
すごいなあ、と思い。
そうですよねえ、と思う。

さわさわとした柔らかな風のような、おかしみがある。
ゆうるりゆうるりと、流れ。
からだの周りをほわわんと通り過ぎてゆく。
それは、頭のてっぺんからつま先まですみずみをあまさずに。


川上弘美
なんとなくな日々






川上弘美さんの、エッセイです。




川上弘美さんのエッセイである。
文庫化したので、買ったのだった。

私が川上さんを好きなのは何度も書いた気がしますけども、やっぱりまた好きだなあと思いました。
文章が、つうか、文字が、好きなんですよねえもう。
一文字で、さえ、なんかもう好きでいる。
いてしまう。
なんでしょうか、これは。
でもまあ、真実なんだから仕様がない。
仕様がないのです。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。